2020年1月18日土曜日

コラム-映画をどうやって観るか

本ブログの著者であるtransfilmは、いままで洋画のみでおよそ3710本の映画を鑑賞しました。年間観る本数は仕事の忙しさにもよりますが、平均で300本弱くらい、観てるのではないかと思います。(仕事してる時以外は大半映画観てるということですね。暇そうですね。。lol)

それで、年間300本もの映画をどうやって観ているかですが、著者は主に下の4パターンです。
  1. サブスクリプション型の動画配信サイトで観る!(Netflix, Amazonプライムなど)
  2. レンタルして観る!(Amazon, itunes,TSUTAYAなど)
  3. 映画館で観る!
  4. DVD、Blu-rayを購入して観る!
この4パターンですが、著者の優先度は上から順に高いです。例えば、最近よくあるケースとして、サブスク型の動画配信サイト(つまりNetflixやAmazonプライム)のオリジナル映画を映画館でも同時に公開するケースがありますが、著者はそういう時に映画館に行くことはまずないです。映画館に行く移動時間、料金、映画館の周囲の観客の雑音等を考慮すると、家にあるプロジェクターとワイヤレスヘッドフォンでホームシアター形式で観るのが一番ストレスフリーで理にかなってるし、今の時代に合った映画鑑賞方法だと思っているからです。あとは、後述しますが私的には日本の映画配給会社に対する不満を持っている事も、映画館を優先しない理由の一つです。
(注:ここから先、映画館に対し辛辣な事を言ってます、すみません。ご容赦ください。)

・・むしろ、映画館で観ることにこだわる人がいまだにたくさんいることを不思議に思っています。なぜなら、そのうち大半の人たちは、周囲の客のマナー(雑音やスマホの光)に対して少なからず不快感を感じてるからです。それを解決する一番の方法は、より良い映画館マナーをtwitterで訴えるより、自分のスペースを使って、映画館で観るのと同じくらい気持ちよく映画を見る方法・環境を構築するほうが現実的だと思ってます。マナーの意識が低い他人の行動をコントロールするのは不可能です。

2番目に、レンタルもよく活用します。私がレンタルで観るのは、あえて映画館観賞をスキップした気になる新作映画だったり、サブスク型の動画サイトで配信されていない古い映画だったり、DVDスルーの映画だったりです。
映画ファンが決して侮ってはいけないのは、TSUTAYA等のレンタルショップの存在だと思います。TSUTAYAは「発掘良品」などで、廃盤になっていた多くの名作映画を映画ファンに広めてくれていました。なので映画ファンは、映画館なんかよりNeflixやAmazonプライムのあおりを受けて縮小しているTSUTAYAこそ応援するべきかもしれません。少なくとも著者はTSUTAYAファンなので、たとえ何もレンタルする予定がなくてもTSUTAYAディスカスに加入し続けてます。

・・ちなみにですが、上に出てきた「DVDスルー」とは、映画館での公開は見送られ、先にDVD化されることで日本公開されることです。

少し話は脱線しますが・・映画鑑賞歴の浅い洋画ファンの方には特にお伝えしたいことがあります。良作の洋画はすべて日本の映画館で公開されているとは限らないということです。
むしろ、映画館で公開される映画はおそらく1/3程度であり、もう2/3の映画はDVDスルーか、最悪の場合、日本未公開となってしまってる映画もあります。このため、DVDスルーや日本未公開になってる傑作映画はたくさんあります。
お伝えしたいことは、2つあります。

  • 1つ目は、たとえどうしても映画館での鑑賞にこだわりたいという方であっても、レンタルされている映画も必ずチェックすべき。ということです。チェックしていると、「あれ?私毎日のように映画館に通っているのに、この映画はみかけたことないぞ」という映画が確実にあると思いますし、そしてその中に今後の貴方の生き方を左右するような傑作映画がある可能性があります。
  • 2つ目は、映画ファンは、映画館や映画配給会社に対してもっとクレーマーになるべき。ということです。私の場合、洋画観賞にはまればはまるほど、今の日本の映画配給会社で働いている人たちの映画の選定はあまりあてにならないということを感じるようになりました。特に、サンダンス映画祭とかトロント映画祭で公開されるような、新鋭監督・俳優の映画、若干マイナーな映画の配給が弱いという印象です。

個人的な印象として、日本の映画ファンはなぜか盲目的に映画館や映画配給会社を全信頼して、彼らはとにかくありがたい存在であり無条件で賞賛すべき存在であるという風に対応してる方が多いのかなという気がしてます。

ご存じの通り、日本は大半の洋画の劇場公開は世界で最も遅いことが多いです。これは今に始まったことではなく、もう数十年前からずっとそのようです。公開が遅いのは吹替の製作に時間がかかっているというわけではなく(スペイン等でも同じく吹替映画を作るでしょうが公開は全然遅くないですね)、配給会社の利益都合によるところが多いのだと思います。配給会社が自社の儲け優先で、映画ファンの期待を無視して公開日を勝手にどんどん後ろ倒しするのは、私的には本来多くの映画ファンがクレームをいれるべき案件だと思います。日本の映画館や配給会社をダメにするためにクレームを入れるのではなく、むしろ彼らをよくするためには映画ファンの厳しい目が必要ではないかと思います。
日本は映画の公開日が遅いだけではなく、料金の設定も世界トップクラスで高めです。NetflixやAmazonプライム、Apple+, Disney+..映画館の代替となる可能性もあるサービスがどんどん日本に上陸しているのに、数十年前からやり方をほとんど変えず、結果利益が圧迫されて値上げで対応している日本の映画業界は危機感をもってないように見えますので、日本の映画業界の先行きには不安を感じます。

・・・だいぶ話はそれてしまいましたが・・

3番目の映画の鑑賞方法は、その、先行き不安な映画館での鑑賞です。ホームシアターで観れない場足に限り、映画館に行って映画を観ることにしています。大好きな映画自体にお金を払うのは一向にかまわないですが、前述のとおり、劇場公開日を後ろ倒ししてる映画館自体には利益を残したくない気持ちがあるので、ジュースやポップコーンも買わず、なるべく会員割引などを使って1000円~1300円程度で観れるようにけちってます。

4番目は、DVD、Blu-rayを購入して観る!です。これは、特にお気に入りの映画はコレクションに加えたいという気持ち、および製作側への感謝の気持ちを込めてDVD、Blu-rayを購入するというパターンもありますが、日本未公開だと思ってたけど、実は海外盤のDVD、Blu-rayに日本語字幕が入ってた!・・という、「なんでや!」と不思議に感じるケースも含まれます。特に、スペイン盤のDVD、Blu-rayに日本語字幕が入っていることが多いです。最近だと、2010年代のSF映画として最高傑作の部類に入るであろう、「エクス・マキナ(Ex-machina)」なんかがこのケースでした。





日本語字幕も入ってる海外版DVD・Blu-rayですが、購入したい場合はスペイン版Amazonサイトを利用するのが良いと思います。スペイン版AmazonサイトのDVD/Blu-ray購入方法ですが、ググるといくつか方法を解説してくれているサイトが見つけられると思いますので、そちらを参考になさってください。

徒然なるままに書いてしまいましたが、映画を見る方法に関する著者のまとめは以下です。

  • 映画ファンならば、Neflix, Amazonプライム, AppleTV+等のサブスクに加入することを惜しむなかれ!むしろ惜しむべきなのは利益優先の映画館で使うお金のほうでは?!
  • 影の名作に出会いたいならば、レンタルを活用すべき!TSUTAYA等のレンタルショップを守ろう!
  • (よりマニアな方は)日本未公開映画を観る方法を模索しよう!スペイン版DVD・Blu-rayは要チェック
長くなりましたが、本コラムは以上です!

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